EADE is DEAD

冥銭持たずに門前払い

坂の向こうにディアマイダーリン

交通事故から丁度三ヶ月。未だ全快に至らず(´・ω・`)

フラワーC ◯ディアマイダーリン

始動予定のクイーンCは疲れが出て回避。時計の日付を見ると見切りも早かったようで影響は然程感じず、ひとつ飛ばしたことで乗り込みはぐんと厚みを増した。特に今回は負荷のかかる美浦坂路のマシマシであり、進路が開くのを待ってテンダリーヴォイスをきっちり交わした赤松賞からの更なる成長を見込む。

単複 ディアマイダーリン

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そつなくムーンエクスプレス

心が整っていると見たシャイニングレイは返し馬で鞍上を振り落とす荒ぶりよう(遠い目

フィリーズレビュー ◯ムーンエクスプレス ▲ノーブルヴィーナス

漲り系の馬を取り上げては返り討ちに遭う今日この頃。チューリップ賞組では際立つ稽古内容ではなかったココロノアイが実績通りの結果を示したのを見るに、阪神JF4着のムーンエクスプレスが走れる出来なら勝ち負けなのでは。小柄な馬で坂路では切れっ切れのラップを刻むタイプではないけれど大崩れなく形を作れる。この中間も1週前、当週と終い重点でラスト2F共に12秒台を計時しそつなく仕上げてきた。前走は坂のあるコースで先に抜けだしてから差されたとはいえ、坂路のラップと同様に形は作れていたし、今回の面子で内回りならばあのレース運びは好材料と見たい。

能ある鷹はなんとやらという視点で言えばノーブルヴィーナスがキニナル。坂路馬なりが基本メニューで時計自体は目立たないけれど強く追えば速い時計は出る。芝に戻した前走は大外9番で出負けして最後方ポツンから上がり最速。能力を素直に出すのもまた能力との思いはあれど、人気がないのなら一興。

単勝 ムーンエクスプレス

馬連 ムーンエクスプレス-ノーブルヴィーナス

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エンジン始動シャイニングレイ

新馬の出馬表を見ていてビヘーヴって気の抜けたビリーヴみたいな名前だなって思ってたら栗坂崇さんの3歳世代3頭の内の1頭だった罠。これもまた栗坂の導き。打倒バルタンセージ!(「人名より+馬主名より」って力技すぎんよーw)

弥生賞 ◯シャイニングレイ

1週前の坂路追いで11.8のラップを含む50.8と怪走を見せたシャイニングレイ。2週前にもテンを13.2で入っての51.3を計時しており、2週続けて坂路を長めに使って負荷を掛けた。一見すると短距離馬チックな字面ではあるけれど、レースでは鞍上がやや後傾になって手綱に力を込めるも掛かる素振りは見せないし、当週の坂路ではハロン毎に0.5→1.0→1.4とギアチェンジしているかのようなコントロールの利いた加速ラップを刻めている。ただまあ押しがけ感がなくはないので本番はもちっと整ってくるのでは。

ベルラップの当週追いはこれまでの坂路とは異なりCWで厩舎の代表格ゴールドシップと併せて6F78.6を計時。この中間は坂路で終いを伸ばして12秒台前半の速いラップも刻んでいるけれど、どちらかと言えば長めからやって味のあるラップを刻む方がこの馬らしい。レースの性質からもこういうタイプは押さえておくと面白い。

3連複 シャイニングレイ,ベルラップ2頭軸からサトノクラウン,ブライトエンブレム,トーセンバジル,クラリティスカイへ計4点

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転変のクルミナル

チューリップ賞 ◎クルミナル

デビュー前は気難しさに関する話が聞かれたクルミナル。馬場が重かったり手探りなところもあったりで500kg近い馬格のあるディープ産駒にしては調教時計も大人しかった。一度使って掴めたものもあるようで、間隔の詰まったエルフィンSでのしっかりとした攻め馬、この中間の大幅な坂路自己ベスト更新を含む強気の構成からは二度の変わり身と共にスタッフの本馬に対する理解の深まりを感じる。

レッツゴードンキはここ2走と同じく1週前にCWで長めからしっかりと追い、当週は坂路で気持ちを整えるスタイル。賞金の足りている身でのトライアルだけど、時計の出方や調整期間に抜かりはなく勝ちを意識した調整。

単勝 クルミナル 馬連 クルミナル - レッツゴードンキ

オーシャンS ◯ベスケデシェンク

ベスケデシェンクは南Wのやや外目を馬なりが基本メニュー。強く追わないのでラップ自体はふわっとしているけれど、追えば時計が出る下地は透けて見える。シルクロードSはあの位置取りが本意ではないものの勝ち馬から0.2秒差の4着。6歳から上の有力馬は調教と結果に齟齬をきたしているようでもあり、地道に力をつけてきたひとつ下の世代に期待する。

単複 ベスケデシェンク

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芯のあるヌーヴォレコルト

ワートリ見るためにテレビをつけてはや数時間。この義体だめっぽいのでトリオン体はよ。

中山記念ヌーヴォレコルト

ロゴタイプはダートから芝へ戻して珍しく当週坂路追い。"2週続けて坂路2本のハード追いを敢行"なんて記事も出ていたけれど、ここで更なる上積みがあるというよりは既に復調していて勝ち切れない印象。イスラかヌーヴォかで言えばヌーヴォレコルト。終いの伸ばし方からシーズン初戦の余裕が見て取れるものの、名馬然とした戦績とリンクするかのような微塵もブレないラップは健在。天候、馬場状態が流動的でもやもやすることもあり、そういう芯の確かさに期待したい。

3連複 ヌーヴォレコルト,イスラボニータタガノグランパ,マイネルフロスト,ロゴタイプ,ナカヤマナイト,ステファノス 2頭軸5点

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以下、アーリントンCについての覚書。

ネオスターダムの後続を引き離す時の脚には小さなロマンがある。ただ、反応が良すぎる嫌いがあるので鞍上を固定した方が良さそう。今回も踏ん張りきれなかったけれど残り100m近辺で内ラチに接触した影響も多少はあり。幸い外への反発は少なく、頭をねじ込んできたナヴィオンを挟まずに済んだ。

ケツァルテナンゴはまずまず折り合いがつき、手応え抜群で直線を向くもドン詰まり。まず1頭分外へ出すのに後方を確認。そこから押し出す形で進路を得るのに逡巡し、外の馬が上がり切るのを待って舵を切った。これでは到底間に合わないけれど、他馬を巻き込むラフな騎乗に対する慎重さが感じられ、今後もこういうシーンを目にする機会があるんだろうなと。強引な騎乗をしないで済むように早め早めの判断を。

坂路先行ネオスターダム

数多の馬の死に、生きて報いるのが騎手ならば、
死して寄り添うのもまた、騎手であろうか。
ただ、ただ、安らかにあらんことを。

アーリントンC ▲ネオスターダム

480kg弱のディープ産駒エイムハイがこれまでより坂路を掴めている。阪神千六外回りであるしナヴィオンが人気を吸ってくれるならここからでもと思ったけれど、レース映像を見ていて右回りの直線左手前がなんとなくキニナル。

現状半端な位置付けながら割りと好きなのがネオスターダム。坂路で調教を重ねればマイルで楽しめそうだなと思ったきさらぎ賞。レース間隔がさほどないのでここで大盛りだかマシマシだかは望めないけれど、ひと叩きされて軽く坂路自己ベストを更新するぐらいに良化。開幕週でスムーズに前受できる坂路調教馬は怖い。

ケツァルテナンゴは折り合い重視のソフトな稽古内容で隠れてはいるが地力の底上げがなされているようにも。前走は力んだ上に緩い馬場も影響して内回り合流地点で既に追うのを諦めてペチペチモード。良馬場で折り合いつけば或いは。

単複 ネオスターダム

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打てば響くカゼノコ

裏返ったのは中の人であった fin.

フェブラリーS ◎カゼノコ

表CW裏坂路つながりで目に留まったのがカゼノコ。藤岡範士厩舎時代は坂路(稀にB)で鍛えられ、野中厩舎への転厩初戦こそ前厩舎のパターンを踏襲しつつも毎日杯からはCW坂路併用へ移行。個人的に、クラシックへ向かう3歳馬の調教の変化として好むところであり、それが奇しくも転厩によって体現されている点は何とも味わい深い。ま、現実にはその毎日杯で芝に見切りを3連勝でジャパンダートダービーを勝つのだけどw それはさておき、某捜査官も仰るようにフェブラリーSは併用系統の勝利が目立つレース。併せ遅れの勝率が高いなんてのには興味はないけれど、成長期で打てば響く状態なのは同意。敗れたレースにも見所があり、乗り方ひとつで新世代台頭の狼煙は風に舞う。

単複 カゼノコ

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