EADE is DEAD

冥銭持たずに門前払い

栗東坂路の調教タイム自動計測システムが新システムへ移行

日本中央競馬会JRA)は栗東トレーニングセンター坂路コースで稼働する調教タイム自動計測システム(ALIS : Advanced Lap time Information System)―通称栗東アリス― の新システムへの移行を完了した。現行システムは一次元バーコードを読み取る方式だが、エラーが多発し精度を欠くことから、二次元バーコードとして広く知られているQRコードを拡張した米Magica社のQBコードを新たに採用することで既存のハードウェアを利用しての読み取り精度の向上を図る。

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見た目(右図を参照)はQRコードと差異はなく、読み取り時に独自のフィールドを展開することで高速且つ正確な動作を実現する…らしいが詳細な原理は企業秘密。QBコードの生みの親で、導入に際して栗東トレセンを訪れた米Magica社のインキュベーター氏はALISの前に立ち「読み取り精度の向上を諦めたらそれまでだ。でも、君なら運命を変えられる。栗東アリス、僕と契約して採時少女になってよ」と無表情で語りかけ、見守る関係者に対して「採時少女にとって体なんていうのは外付けのハードウェアでしかないんだ」と技術的な説明を行った。

新システム導入後の評価としては「体が軽い。こんな幸せな気持ちで登坂するのは初めて(巴調教助手)」「このシステムは使い方次第でいくらでも素晴らしいものにできるはずだから(美樹調教助手)」と肯定的な意見がある一方で、「こんなの絶対おかしいよ(鹿目調教助手)」「手札がまるで見えないとあっちゃね。今日のところは(坂路から)降ろさせてもらうよ(佐倉調教助手)」と否定的な意見もあり、サークルを二分している。

また、3月に開業した高橋義忠調教師が、坂路の登坂数で名を馳せた父・高橋成忠元調教師から引き継いだメイショウナゴン、メイショウダイクンが揃ってジョイフルハートの持つ栗東坂路レコード48.0秒を更新したことも話題になっている。数少ないメイショウホムラ産駒の両馬は共に暁美調教助手の担当馬。同助手が角馬場で「私が手を離したらあなたの時間も止まってしまう。気をつけて」と意味深な言葉を囁いていたとか、登坂映像を確認すると一瞬消えたように見えるといった怪情報もある。この件についてシステムの不具合ではないかと米Magica社に問い合わせたところ「前例はないね。だから僕にも方法は分からない」とインキュベーター氏。「方法は分からない」という言い回しに何やら暁美調教助手が意図的に行っているかのような印象を受けるがは真相は謎のままである。