転変のクルミナル
チューリップ賞 ◎クルミナル
デビュー前は気難しさに関する話が聞かれたクルミナル。馬場が重かったり手探りなところもあったりで500kg近い馬格のあるディープ産駒にしては調教時計も大人しかった。一度使って掴めたものもあるようで、間隔の詰まったエルフィンSでのしっかりとした攻め馬、この中間の大幅な坂路自己ベスト更新を含む強気の構成からは二度の変わり身と共にスタッフの本馬に対する理解の深まりを感じる。
レッツゴードンキはここ2走と同じく1週前にCWで長めからしっかりと追い、当週は坂路で気持ちを整えるスタイル。賞金の足りている身でのトライアルだけど、時計の出方や調整期間に抜かりはなく勝ちを意識した調整。
オーシャンS ◯ベスケデシェンク
ベスケデシェンクは南Wのやや外目を馬なりが基本メニュー。強く追わないのでラップ自体はふわっとしているけれど、追えば時計が出る下地は透けて見える。シルクロードSはあの位置取りが本意ではないものの勝ち馬から0.2秒差の4着。6歳から上の有力馬は調教と結果に齟齬をきたしているようでもあり、地道に力をつけてきたひとつ下の世代に期待する。
単複 ベスケデシェンク