第75回桜花賞
JRA公式の桜花賞CMサムネが瀧本美織に見えて思わずクリックしたアカウントはこちら。
桜花賞 ◎レッツゴードンキ ◯ココロノアイ
レッツゴードンキの前走は外枠からの距離ロス分だけ出し気味に行ったら掛かって逃げる形に。ハナに立つと折り合いは付いたとはいえ、結果として差し馬が上位を占める中でパタりと止まることなく3着に残ったのは地力の為せる業。本馬は早くから重賞で勝ち負けしているけれど、単純に早熟のアドバンテージを切り崩しながら徐々に下降線を描いているというよりは、毎回きっちり調教を積むことで利子を加えながら戦い抜いている感じ。この中間もその傾向に変わりなく厚みのある構成で、当週は併走馬の後ろで折り合いを付けつつ終いは並んで馬なりで12.3と坂路の重い馬場の影響を微塵も感じさせなかった。
チューリップ賞を制したココロノアイはレース後そのまま栗東入り。1週前はCWで長めからやって6F78.5を計時。デイリースポーツの採時ではラスト3F-2Fの合算区間を均等割するとラスト4F12.6-12.6-12.6-12.6。揃っているのは採時のあやだけど小気味良い持続ラップを刻めているのは高評価。当週も坂路で持続系の追い切りを消化。同ローテのレッツゴードンキと比較して本数は少ないけれどらしさは十分に出ている。ルージュバックは異質だと思いつつも、阪神マイルでしのぎを削ってきた両馬で。
馬連ワイド レッツゴードンキ-ココロノアイ
上積み順当グランシルク
平均寿命八十歳超の時代でも人間五十年全うするのは容易くない。
ニュージーランドトロフィー ◎グランシルク
調教時計を眺めつつ近走の映像を見て目に止まったのがグランシルク。マイルに距離を短縮した近2走はいずれも4角での手応えが抜群で勝負どころでの追走を全く苦にしていない。同距離同コースで見せた競馬の組み立ての楽さ加減は重賞でも強調できる。
調教時計の方は南Wでラスト4Fないし3Fを13秒台前半の起伏の少ないラップで駆け抜けるいつもの風景。当週は併走馬に大きく先着しているけれど、これは相手がアレだった感はあり。とはいえ、1週前日曜もしっかりラップを刻んで中間全体として締まりがあり、ひと叩きした上積みは順当に見込めそう。
単複 グランシルク
日本中央競馬会がスクウェア・エニックスとのコラボイベントを開催
日本中央競馬会(JRA)は、ゲームソフトの制作、開発を手掛けるスクウェア・エニックスと連携し、栗東坂路とのコラボイベント「ロマンシング坂」を開催すると発表した。
スクウェア・エニックス 「この"閃き"は正に斜め上でした」
「過日20年来の念願かなって、ロマンシング佐賀を開催しました。その折、JRAさんから是非ウチの坂(サカ)とも連携を!と殺気じみたラブコールを戴き、よく分からないのですが余勢を駆って開催を決定してしまいました。今回のコラボをきっかけに、ロマンシングな坂?の魅力が多くの人に伝わっていって欲しいと思っています。」
日本中央競馬会 「時には"うばいとる"大胆さが必要です」
「佐賀県さんとのコラボが実現すると伺って幾つかの選択肢が浮かびました。関係ないと無関心を装う、或いは譲ってくださいとお願いすることもできたでしょう。しかし、佐賀県さんが念願を成就された上で乗っかる形、言葉は悪いのですがうばいとるのがベストだと判断しました。ロマンシングサガらしい成り行きで実現した「栗東坂路×サガ」のコラボレーションをぜひお楽しみください!」
期間中はお馴染みのイトケンサウンドより「七英雄バトル」が坂路全体に響き渡り、ジョイフルハートの持つ栗東坂路レコード撃破を煽る。見事撃破した暁には新作のキャラクター名として登場する特典付き。珍馬名馬の覚醒を待つ。その他、河津神と白井最強による人外頂上対談などイベントが目白押し。これを機に坂路に眠るロマン探しに目覚めてみては如何だろうか。
なお、連携グッズとして販売される「ロマンシング坂 信楽焼のたぬき(3体セット)」「ロマンシング坂 ブルボン ピッカラ(ウッドチップ味) ピーパリ(ウッドチップ風味)」は既に完売との情報が入っているが定かではない。
静かに滾るショウナンアチーヴ
アラビア語だらけ。
高松宮記念 ▲ショウナンアチーヴ
調教時計を眺めていて気になったのがショウナンアチーヴ。脚色に差はあれど出走馬の大半は速いラップで攻めている中、美浦坂路で13.6-13.4-13.4-13.5の13秒台ド安定ラップは異彩を放つ。遡ればニュージーランドT1着時に類似しているけれど、まあそれはそれ。字面から受ける印象程に緩くはなく、ブレずにしっかりと馬場を掴む様からは状態の良さを感じたりもする。
前走を振り返れば直線で内から寄せられて追うのを止めた故の二桁着順だけども、そのままずるずる後退したかと言えばそんなこともなく、馬なりのまま前に付いてなだれ込む格好。道中は溜めを意識しているので馬群を捌く分だけ競馬を難しくしてしまう嫌いがあるけれど、その辺りが噛み合った際にはワンチャンあっても。人気以上に面白味はある。
単複 ショウナンアチーヴ